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【ロングトレイル・CT】コロラドトレイルのギアリスト

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2024年7〜9月にアメリカのコロラドトレイル(Colorado Trail、略称CT)をスルーハイクしました。

本記事では、CTで使用したギアリストを公開します。

役に立った装備やお気に入りの装備も抜粋して紹介しています。

CTやロングトレイルに挑戦する方は、ぜひ参考にしてください。

目次

2024年コロラドトレイルのギアリスト

コロラドトレイルの準備中に装備を並べてみた。

2024年のコロラドトレイルで使用したギアリストは以下の通りです。

2024年にコロラドトレイルのギアリスト

ベースウェイトは7,187gでした。

ウルトラライトと呼ばれる4〜5kgには遠く及びませんが、PCTの時と同じくらいの重さなので、経験上問題ないと判断しました。

ブログ運営者
べんぞー

ベースウェイトとは、消費品の重量を含まない荷物の総重量のことだよ。

コロラドトレイルは以下のような厳しい環境です。

  • ストームによる大雨や雷、強風が発生することがある
  • 平均標高が3,000mで、酸素が薄く、朝晩の気温が低い

CTの厳しい環境に対応するために、防水性と寒暖差を意識した装備を多く選びました。

その結果、大きなトラブルに遭うことなく、無事にCTをスルーハイクできました。

運搬用具

標高3,000m以上の見晴らしの良い台地。道標と一緒に自慢のギアの記念撮影をした。

運搬用具の重さは1,336gです。

軽さだけにこだわらず、快適さと機能性を重視して選びました。

バックパック:MIYAGEN「CREST 40」

MIYAGEN「CREST 40」はロングトレイル向けに設計されたバックパック。

MIYAGEN「CREST 40」ロングトレイル向けに設計された高機能なバックパックです。

以前使っていた大きめのバックパックがボロボロになり、長期の旅には不安があったため、新しく購入しました。

お気に入りのポイントは以下の通りです。

  • 背負心地が良く、長時間背負っても疲れにくい
  • 耐久性が高く、疲れている時でもラフに扱える安心感がある

ロングトレイル向けに設計されていることもあり、コロラドトレイルを快適に歩けました。

ブログ運営者
べんぞー

このバックパックはPCTで一緒に歩いた友人のミヤザキマサキが作っているブランドだよ。彼自身もロングトレイルを実際に歩いて、使い心地をしっかりテストしてるんだ。

ただし、防水性の高い生地が使われていますが、完全防水ではないです。
大雨に降られると縫い目から水が浸入することがあります。

CTでは雨が多かったため、ポリ袋をパックライナーとして使用することでバックパック内の荷物を保護してました。

チェストバック:パーゴワークス「スイッチXL」

パーゴワークス「スイッチXL」はミラーレスカメラも入る大容量の多機能ポーチ。

パーゴワークス「スイッチXL」は、大容量の多機能ポーチです。

バックパックを背負っている時はチェストパックとして、町ではショルダーバッグやファニーパックとして使用していました。

スイッチにはM、X、XLと3サイズあり、XLは大きめのミラーレスカメラが収納できます。

ブログ運営者
べんぞー

大きめのミラーレスカメラが入るサコッシュは貴重だよ。

カメラ専用バッグではないですが、チェストパックとして使うとカメラへのアクセスが良く、とても使いやすかったです。

就寝用具

人気のキャンプ地には多くのハイカーが野営していた。

寝具の重さは1,866gです。

雨や強風、0度前後の気温にも対応できるスリーピングシステムを選びました。

テント:シックスムーンデザインズ「ルナーソロ」

遮蔽物のない台地でキャンプ。ルナーソロはストームで大雨や強風を受けても大きな問題はなかった。

シックスムーンデザインズ「ルナーソロ」は、軽量で定番のワンポールテントです。

一見すると生地が薄くて少し頼りい印象を受けますが、ストームの際も浸水や倒壊することなく、しっかりと十分な居住空間を保ってくれました。

ブログ運営者
べんぞー

ルナーソロはPCTで5ヶ月間使って信頼していたテント。今回のCTでもしっかりと役立ってくれたよ。

ただ、雨が降った日の翌日は結露が多く発生します。

ルナーソロはフライと室内が一体となっているので、ハイキングの休憩中に外側と内側を同時に乾かせないのが少し面倒でした。

ルナーソロついて詳しく知りたい方はレビュー記事もご覧になってください。

寝袋:エンライテッドイクイップメント「Revelation 850 20°F Down Ver」

キャンプ地で寝袋を乾燥中。エンライテッドイクイップメントのキルトはぬくぬくで快適だった。

ENLIGHTENED EQUIPMENT「Revelation 850 20°F Down」は、-6度まで対応できるキルトタイプの寝袋です。

夜間の気温が1〜2度まで下がることもありましたが、専用ゴムバンドを使って体にフィットさせることでしっかりと保温できました。

暖かい時には掛け布団のように使えるため、温度調節がしやすいのも魅力です。

夜中、凍えて困ることは一度もなかったので、この温度帯のキルトを選んで正解だったと思います。

マット:エバニュー「FPマット」

FPマットは5mmと非常に薄い。5つに折りたたんでも2.5mm。

エバニュー「FPマット」は、極薄で丈夫なスリーピングマットです。

壊れる心配がないクローズドセルマットなので、ラフに扱っても安心して使えます。

厚さは5mmと非常に薄いですが、個人的には寝心地に大きな問題を感じませんでした。

ブログ運営者
べんぞー

FPマットは使う人は選ぶけど、個人的に最も信頼できるギアのひとつだよ。

ただ、断熱性がそれほど高くないため、気温が5度以下になると床冷えが気になることがありました。

CTのように行程が1ヶ月程度のトレイルなら、パンクリスクがあるエアーマットでも良かったかもしれませんしれません。

FPマットについてより詳しく知りたい方は、レビュー記事を参考にしてください。

飲食用具

使い慣れた調理器具。クッカーは最低限、インスタント麺が調理できる大きさがほしい。

飲食用具の重さは448gです。

飲食用具は普段から使い慣れている装備を中心に揃えて、スムーズに食事できるようにしました。

クッカー:トークス「LIGHT Titanium 650ml Pot」

トークスの650mlのチタンクッカー。コンパクトで一人用にピッタリのサイズ感。

トークス「LIGHT Titanium 650ml Pot」は、汎用性の高い軽量クッカーです。

OD缶がぴったり収まるサイズなので、パッキングがしやすい点が気に入っています。

コロラドトレイルでは主に湯沸かしに使いましたが、鍋料理を作るのにも丁度良いサイズ感で、とても満足しています。

バーナー:MSR「ポケットロケット2」

MSR「ポケットロケット2」は丈夫でコンパクト。

MSR「ポケットロケット2」は、軽量・コンパクト・丈夫の三拍子が揃ったガスバーナーです。

PCTやMCTでも長期間使用しており、ハードに使っても故障しない信頼性があります。

ポケットロケット2に興味がある方は、こちらのレビュー記事も参考にしてみてください。

フードコージ:岩崎工業「スクリュートップキーパー」

眺めの良い鞍部でコーヒーを飲みながら一休み。保温カバーを着けたフードコージは温かさをキープできる。

岩崎工業「スクリュートップキーパー」は、パッキン付きの水漏れしにくい容器です。

ラーメンなどの調理だけでなく、プロテインシェイカーやコーヒーカップとしても使えて重宝しました。

自作の保温カバーを使うことで、中身を長時間温かく保つことができます。

コッヘルとは別にこの容器を持って行ったので荷物は増えましたが、寒い朝晩に温かい食事が食べられたので、その価値は十分にありました。

浄水器:カタダイン「ビーフリー」

カタダイン「ビーフリー」は使いやすい携帯浄水器。口径が42mmと大きいので水を集めやすい。

カタダイン「ビーフリー」は、浄水スピードが速い携帯浄水器です。

その浄水スピードのおかげで、休憩時間をしっかり確保でき、水場でも手軽に水を汲んで飲むことができる点が気に入っています。

また、柔らかい容器はコンパクトに折りたためるので、収納スペースにも困りません。

ビーフリーについて詳しく知りたい方は、レビュー記事をご覧ください。

ウォーターキャリー:CNOC「ウォーターコンテナ」

CNOC「ウォーターコンテナ」はお気に入りのギアの一つ。

CNOC「ウォーターコンテナ」は、ハイキングやアウトドア活動で人気の携帯用水容器です。

コロラドトレイルでは、水の確保が難しいエリアもあったため、このウォーターコンテナがあることで大量の水を運ぶ際に役立ちました。

未使用時にはコンパクトに折りたたむことができ、パッキングの邪魔になりません。

さらに、空気を入れて膨らませれば枕代わりにもなるため、1つで2役をこなす便利なアイテムです。

衣類

CTは平均標高が高く、天候も変わりやすい。厳しい環境に対応できるようなウェアが必要になる。レインウェアはウィンドシェルとしても使える。

衣類の重さは1,122gです。

コロラドトレイルでは天候が変わりやすく、雨が多い上に、寒暖差も大きいため、ウェアは過酷な環境変化に対応できるものを基準に選びました。

レインウェア:モンベル「ストームクルーザージャケット」「バーサライトパンツ」

モンベルのストームクルーザージャケットとバーサライトパンツ。雨で濡れたウェアを乾かしている。

レインウェアには、モンベルの「ストームクルーザージャケット」「バーサライトパンツ」を使用しました。

どちらも定番のレインウェアで、大きな不満がなく信頼できる装備です。

もっと軽量なレインウェアもありますが、レインウェアは「最後の防御線」とも言える重要な装備なので、しっかりと実績のある製品を選びました。

上下を揃えなかった理由は以下の通りです。

  • ジャケット:体幹を冷やさないため、耐久性と保護性能を重視して「ストームクルーザー」
  • パンツ:消耗品の側面が強いので、コストパフォーマンスに優れた「バーサライト」

防寒着:パタゴニア「ナノパフジャケット」

ハイカー仲間と朝食のワンシーン。肌寒かったのでナノパフジャケットを羽織っている。

パタゴニア「ナノパフジャケット」は、化繊綿を使用したインサレーションジャケットです。

劇的に暖かいわけではありませんが、凍えることもなく、寒さをしっかり防いでくれました。

さらに、ナノパフは濡れてもある程度の保温性を確保してくれるので、天候が不安定なコロラドトレイルでも安心して使用できました。

ブログ運営者
べんぞー

キャンプ地や、気温が10度以下になる早朝の歩き始め、または悪天候時に使用してたよ。

長時間着ながら歩くと蒸れやすいですが、汚れても洗濯機で簡単に洗えるのが便利です。

アメリカから帰国する際には、清潔な状態で帰りの飛行機に乗れたので、とても快適でした。

サポート用具

リペアキットとファーストエードは必須装備。丈夫なポーチにまとめていた。

サポート用具の重さは1,405gです。

ヘッドランプ:マイルストーン「MS-G3」

マイルストーン「MS-G3」はUSB Type-Cで充電ができるので、持参するケーブルの種類を減らせる。

マイルストーン「MS-G3」は、白色LED、電球色、赤色ライトの3種類の光を切り替えられるヘッドランプです。

特に電球色は暖かみのある光で、キャンプ地でのリラックスタイムにぴったりでした。

USB Type-Cで充電できるため、ケーブルの数を減らせて荷物をコンパクトにできます。

ブログ運営者
べんぞー

USB Type-C充電対応が選んだ決めてだよ。

スマホ:Google「Pixel8」

スマホの地図アプリでルートを確認中。海外のロングトレイルでは地図アプリが主流になっている。

コロラドトレイルではGoogle「Pixel8」を使用しました。

スマホは使い慣れたもので構いませんが、デュアルSIMかつeSIM対応の機種がおすすめです。
海外のトレイルではiPhoneかPixelを選んでおけば安心です。

通信会社は楽天モバイルを利用しました。
楽天モバイルは月額約1,000円で契約でき、海外ではデータ通信が2GBまで無料です。

データが不足した場合でも、約500円を支払うことで1GBのデータを追加できます。

ブログ運営者
べんぞー

参考までに、CTでのデータ使用量は約2.5GB/月。ハイキング中は電波が悪いこともあって、動画視聴はせず、主に調べ物やSNSの確認に使ったよ。

もし5GB以上のデータを使う予定があるなら、楽天モバイルAiraloなどのプリペイド式eSIMを併用すると経済的です。

モバイルバッテリー:アンカー「PowerCore Essential 20000 PD」

モバイルバッテリーと急速充電器。スマホで地図を確認するので電源周りは重要。

アンカー「PowerCore Essential 20000 PD」は、容量20,000mAhの大容量モバイルバッテリーです。

コロラドトレイルでは、地図アプリ「FarOut」を使用していたため、スマホの充電用にモバイルバッテリーは必須でした。

私はスマホ、ミラーレスカメラ、ヘッドランプの充電に使用していましたが、フル充電しておけば1週間は電池切れの心配はありませんでした。

ブログ運営者
べんぞー

ただし、20,000mAhのモバイルバッテリーは非常に重たいのがネックだね。

充電が必要な装備がスマホだけなら、紙の地図を併用することで、小容量のモバイルバッテリーにして軽量化する選択肢もあります。

紙の地図は、日本より現地のアウトドアショップのほうが割安で購入できます。

急速充電器:アンカー「511 Charger (Nano 3 30W)」

Ankerの「511 Charger」。コンパクトで軽量な急速充電器。

アンカー「511 Charger (Nano 3 30W)」は、コンパクトで高性能な急速充電器です。

充電スピードが速く、持ち運びやすい点が気に入っています。

ポートが1つしかないため、一度に1つのデバイスしか充電できません。
しかし、充電スピードが速いため、1つずつでも全てのデバイスを十分に充電できました。

手ぬぐい:MIYAGEN「手ぬぐい」

視認性がよく、ヒッチハイクの成功率を上げてくれる素敵な手ぬぐい。

手ぬぐいはハイキング中、さまざまな用途に使える非常に役立つアイテムです。

  • 汗を拭う
  • テントの結露を拭き取る
  • 首に巻いて保温する

さらに、MIYAGENの手ぬぐいには「TO TRAIL TO TOWN」とプリントされており、ヒッチハイクで使えるだけでなく、他のハイカーとの会話のきっかけにもなります。

携帯ウォシュレット:UYICOO 「おしり洗浄器」

ペットボトルに差し込んで使う携帯ウォシュレット。

UYICOO「おしり洗浄器」は、ペットボトルに差し込んで使用できる携帯型ウォシュレットです。

トレイル上での清潔な状態を保つこと維持できるだけでなく、紙の消費を抑えられます。

歯ブラシ:フィリップス「替えブラシ」

電動ブラシの替えブラシはコンパクトで持ち運びしやすい。

電動歯ブラシの替えブラシは、コンパクトで軽量なのでハイキング用に非常に便利です。

ブログ運営者
べんぞー

普段から電動歯ブラシを使っている方にはおすすめだよ

ただ、ブラシが短いので少し使いにくく、しっかりと歯磨きしたい方には物足りなく感じるかもしれません。

その他

その他の備品の重さは1,010gです。

カメラセット:Olympus「OM-E E-M1 Mark III」「12-45mm F4.0 PRO」

防塵防滴のカメラ。約1kgと重いが、綺麗に風景を撮りたいと思い頑張って持ち歩いた。

オリンパスの「OM-D E-M1 Mark III」「12-45mm F4.0 PRO」の組み合わせを使用しました。

防塵・防滴仕様で、非常にタフなカメラです。

ブログ運営者
べんぞー

PCT、MCT、CTと様々な環境で使ったけど、問題なく動作したよ。

カメラは私にとって大切な思い出や素敵な風景を残すのに必要不可欠な装備ですが、合計で約900gとかなり重いのが難点です。

行動着

CTのゴール地点で記念撮影。行動着は買い替えることなく、同じウェアを着続けた。

行動着は典型的なロングトレイルハイカースタイルのウェアを選びました。

ベースレイヤー:スマートウール「アクティブフーディ」

キツイ峠を超えてガッツポーズ。ウールのウェアは標高が高い場所でも快適だった。

スマートウール「アクティブフーディ」は、薄手のメリノウールとポリエステルのハイブリッド素材の夏山に最適したフーディです。

メリノウールは、濡れてもある程度の保温性があるので、CTのような雨が多い環境でも快適に過ごせました。

さらに、メリノウールには自然の防臭効果があるので、長期間着続けても匂いによるストレスは少なかったです。

ブログ運営者
べんぞー

フードは体温を保持するためだけでなく、日差しを遮ることで紫外線から肌を守れるよ。

アクティブフーディはポリエステルの混紡により速乾性と耐久性が強化されています。

このフーディを着用して合計2,000kmほどロングトレイルを歩いています。

小さな穴が数ヶ所空きましたが、耐久性は予想以上に良かったです。

パンツ:トレイルバム「ベータショーツパンツ」

ハーフパンツは足さばきが良く、爽やかな風を感じながら歩ける。

トレイルバム「ベターショーツ」は、ハイキングやアウトドアに適した高機能ショートパンツです。

ナイロン素材なので基本的に乾きやすいのですが、特に腰回りのストレッチ素材は通気性と吸水性に優れているため、汗をかいてもすぐに乾くので快適に過ごせました。

5つのポケットがあり、スマホ、手ぬぐい、グローブなどをちょっとした小物を収納できます。
ポケットの配置が使いやすく、収納しているモノが取り出しやすいのも非常に良かったです。

フットウェア:アルトラ「ローンピーク7」

休憩中に靴と靴下を乾かす。足を乾いた状態に保つことで足まめができにくくなる。

コロラドトレイルでは、アルトラ「ローンピーク7」を使用しました。

ローンピークシリーズは軽量で、通気性と速乾性に優れているところが特に気に入っています。

ブログ運営者
べんぞー

足を常に乾燥した状態に保つことは、足まめの予防に効果的だよ。

CTにはガレ場もありますが、全体的に歩きやすいトレイルなので、トレイルランニングシューズでも問題なく歩けました。

まとめ

今回は、コロラドトレイルのギアリストを紹介しました。

CTは標高が高く、天候の変化が激しいトレイルです。

そのため、環境の変化に対応できる装備を選ぶことが重要です。

この記事がギア選びの参考になれば幸いです。