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【海外トレイル】ロングトレイルには必須?B-2ビザ取得について

ロングトレイルには必須?B-2ビザ取得について
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アメリカには3000km以上のトレイルがいくつかあります。
せっかく、海外のトレイルを歩くなら始点から終点まで歩き通してみたいですよね?

しかし、3000km以上の長さを歩くには約4~5か月かかります。
そこで必要になるのがB-2ビザです。

「アメリカに行ったことあるけど、その時はビザはいらなかったよ?」「B-2ビザ申請に必要な書類って何?」と疑問を抱くかもしれません。

ビザが必要になるかは、滞在期間によります。
B-2ビザを取得することで、最大180日間まで滞在することができます。
しかし、ビザ取得するには、申請書の作成や面接など多くの手続きをしなくてはいけません。
その中でも、ビザの必要性を説明する補足資料がとても大切になります。

そこで、本記事では以下について紹介します。

  • B-2ビザとESTAについて
  • B-2ビザ取得までの流れ
  • 補足資料のポイント

私も2020年にB-2ビザを取得しました。
B-2ビザがあれば、3000kmのトレイルを歩ききるだけの期間は滞在することができます。
ビザを取得し、海外トレイルの第一歩を踏み出しましょう。

B-2ビザとESTAについて

B-2ビザとESTAについて

B-2ビザとは短期観光向けのビザになります。

B-2 ビザは、旅行、友人や親族の訪問、治療、友愛、社会的奉仕活動など娯楽や休養を目的とする渡航者を対象としています。
引用: 米国ビザ申請 | 商用/観光ビザ-日本(日本語)

米国ビザインフォメーションサービスに記載されているように、B-2ビザは旅行、友人や親族の訪問などの観光向けのビザになります。
B-2ビザを取得すると最大180日の滞在ができます。
B-2ビザの有効期限は10年になります。

また、ESTA(電子渡航認証システム)とは、ビザ免除プログラムの一部です。

ESTAとは、ビザ(査証)の取得が免除され、短期商用・観光目的で米国への渡航許可を得ることができる電子認証システムです。
引用:ESTA(エスタ)申請はこちら:ESTA Online Center

ESTAによる渡航認証を受けることで、ビザを取得せずにアメリカ(米国)へ入国することができます。
ESTAの申請はオンラインですることができます。
渡航認証許可がおりると、最大90日間まで滞在することができます。
ESTAの有効期限は2年間なので
また、既に在日アメリカ大使館から発行されたビザを取得していて、ビザを利用して渡航する場合はESTAの申請は不要になります。

B-2ビザとESTAについて


B-2ビザ

  • 短期観光向けビザ
  • 最大滞在期間:180日
  • 有効期限:10年


ESTA

  • ビザ免除プログラムの一部
  • 最大滞在期間:90日
  • 有効期限:2年



    なお、ESTA申請はビザ申請と比べると難易度が低いです。
    滞在期間が90日以内場合はESTAの方がスムーズに申請ができます。

    しかし、3000km以上のトレイルになると、4~5か月ほど歩くことになります。
    3000km以上のトレイルを歩くにはB-2ビザが必須になります。

    B-2ビザ取得の流れ

    B-2ビザ取得の流れ。1、オンラインでビザ申請手続き。2、補足資料の作成。3、アメリカ大使館で面接。4、パスポートの受け取り。

    B-2ビザ取得の流れは次のようになります。

    1. オンラインでビザ申請手続き
    2. 補足資料の作成
    3. アメリカ大使館で面接
    4. パスポートの受け取り

      細かい内容や申請方法などの詳しい情報は米国ビザインフォメーションサービスを確認してください。

      なお、申請書や大使館とのやり取りは基本的に英語でやり取りを行います。
      「英語、苦手だよ、、」と心配してしまう人もいるかもしれません。
      私も英語があまり得意ではありませんでしたが、ビザを取得することが出来ました。
      時間はかかりましたが、一つ一つ調べながら準備をしていきました。
      英語が苦手な方でも、丁寧に作業していけば大丈夫です。

      また、「米国ビザ業務の一時停止についてのお知らせ」のように面接が必要なビザ申請が一時停止する事もあります。
      こういった事態以外にも、何かトラブルが発生してビザの申請ができなくなる可能性は十分に考えられます。
      ビザ申請は後回しにせず、早め対応しておくと良いです。

      オンラインでビザ申請手続き

      パソコンで作業している人

      米国ビザインフォメーションサービスの「ビザ申請をする」を参考にしてください。
      アメリカ大使館が作成したYouTube動画も用意されています。
      親切に解説されているので、手続きに取り掛かる前に動画をチェックしておきましょう。

      オンラインでビザ申請手続きの流れは以下になります。

      1. 申請書(DS-160ビザ申請書)の作成
      2. ビザ申請料の支払い
      3. 面接の予約

        注意点は以下の3つです。

        まず1つ目は、記入項目が多いので、小まめに保存をしながら作成することです。
        公式の説明では1~2時間で書き終えるとの説明がありますが、申請書は英語で書かれています。
        一部、日本語に翻訳されていますが、英語が苦手な方はそれ以上時間がかかると思っておいた方が良いです。

        そして2つ目は、アメリカ滞在中の住所と連絡先についてです。
        申請時点ではまだ決まっていなかったり、滞在先が転々として特定の場所に留まらない場合もあります。
        そういった場合は、高確率で泊まるホテルや知人、お世話になる団体・組織の住所と連絡先を利用させてもらいましょう。

        最後に3つ目は、面接の予約を早めにすることです。
        数日後など直前に予約を使用としても、希望日に空きがあるか分かりません。
        数週間ほど余裕を持たせて、面接希望日に設定することをおススメします。
        予約してから面接までの間に、補足資料の準備を行うことで効率よく進めることができます。

        • ビザ申請書は小まめに保存する
        • 滞在中の住所と連絡先はホテルや知人、お世話になる団体・組織から利用させてもらう
        • 面接の予約を早めにする

        補足資料の作成

        補足資料のポイント。1、ビザが必要な理由があること。2、帰国する意思があること。3、十分な旅行資金があること。

        補足資料は、領事がビザを発行するための判断材料の1つになります。
        ビザを取得するために非常に重要な資料です。

        補足資料はアメリカ人が読むので、英語で資料を作成します。
        また、資料はフリーフォーマットになります。

        何を準備したらいいか迷うかもしれませんが、以下の3つのポイントを伝えることが大切です。

        • ビザが必要な理由があること
        • 帰国する意思があること
        • 十分な旅行資金があること

        補足資料の詳細は、米国ビザインフォメーションサービスの「商用/観光ビザ」も参照してください。

        1つ目のポイントは、なぜESTAでなくB-2ビザが必要なのか、理由を説明しましょう。
        旅行の概要や、旅行日程表で長期間の滞在が必要になることを説明しましょう。

        2つ目のポイントは、目的を終えたら帰国することを説明しましょう。
        日本との強い繋がり(家族、財産、仕事など)があることを証明し、日本に帰国する理由を説明します。
        また、渡航が一時的なものであることを説明するため、旅行の目的と、旅行が終わったら速やかに帰国してアメリカに移住しないこと伝えましょう。

        3つ目のポイントは、旅行資金が十分にあることを示しましょう。
        B-2ビザの場合、預金残高が200万円以上ある必要があります。
        また、万が一旅行資金が足りなくなった時に、経済的支援をしてくれる人がいる場合は、それについても説明すると良いです。
        不法労働しないことや、出稼ぎ目的でないことを説明しましょう。

        用意した資料

        パスポートと資料

        以下に参考までに私が用意した補足資料を箇条書きで紹介します。

        • 補足資料のサマリー
          • 旅行の概要と、各補足資料を説明した資料を作成して提出しました。
        • PCTの概要
        • 許可証
          • PCTパーミットとカリフォルニア火器許可書を印刷して提出しました。
        • 旅行日程表
        • 戸籍抄本
        • 貯金残高証明書
          • ゆうちょ銀行の窓口で預金残高証明書を英文で発行したものを提出しました。
        • 家族からの経済支援の資料
          • 旅行資金が足りなくなった時、家族からの支援がもらえることを説明した資料を作成して提出しました。

        参考サイト

        補足資料を作成した際に、お世話になったサイトです。
        特に、SodaPopさんのサイトはテンプレートも添付されていたため、非常に参考になりました。

        アメリカ大使館で面接

        面接のイメージ

        面接日になったら、アメリカ大使館で面接を行います。

        面接は英語で行われます。
        私は英語が苦手だったで、面接官が何を行っているか分からない時の為にI beg your pardon?(もう一度言っていただけますか?)」のような聞き直しフレーズを覚えておきました。
        あとは、印象を良くするためハキハキ答えるように心がけました。

        質問内容は、渡航目的など簡単な内容について聞かれました。
        補足資料を英語で作成していたので、その内容が頭に残っており、返答にはあまり困りませんでした。
        そのため、特別な面接対策をしなくても許可をもらうことができました。

        面接で問題がなければ、その場でビザの発行を許可することを言われます。
        このとき、パスポートはアメリカ大使館に預けることになります。

        パスポートの受け取り

        ビザ発送のメール

        受け取りと言ってもレターパックで自宅に送られてきます。
        パスポートと一緒に提出した補足資料も返ってきます。

        到着は面接日から約1週間です。
        メールで連絡も来るので届くので焦らずに待ちましょう。

        ビザはパスポートにシールで貼られています。

        B-2ビザの写真

        まとめ

        アメリカB-2ビザについての説明でした。

        ビザ申請は英語で準備をしないといけないので、慣れていないと時間がかかってしまいます。
        特に、補足資料は許可をもらうために非常に重要な資料です。
        準備は大変ですが、以下のポイントを抑えてアピールしましょう。

        補足資料のポイント

        • ビザが必要な理由があること
        • 帰国する意思があること
        • 十分な旅行資金があること

        2020年のできことなので、少し情報が古いかもしれないですが、B-2ビザ取得を目指す方の役に立てれば幸いです。

        PCTスルーハイクの記事もまとめていますので、よかったら読んでみてください。