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【ロングトレイル・CT】コロラドトレイルをスルーハイクした感想|雨にも負けず、雷にも負けず!

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コロラドトレイル(Colorado Trail、略称CT)はアメリカのコロラド州を東西に横断するロングトレイルです。

2024年の夏にCTをスルーハイク(全線踏破)しました。

本記事では、CTをスルーハイクした感想を紹介します。

コロラドトレイル(CT)とは

コロラドトレイルのマーク。トレイルを歩いていると頻繁に見かける

コロラドトレイルはアメリカ合衆国コロラド州のデンバーとデュランゴの間を通る全長約485マイル(約780km)のロングトレイルです。

平均標高が3,000mと高地に位置しており、厳しい自然環境の中を歩きます。

位置アメリカ合衆国コロラド州を東西に横断するトレイル
全長約485マイル(約780km)
標高平均標高:約3,000m、最高地点:約4,000m
環境ロッキー山脈を中心に、多様な自然環境(山岳、森林、草原、峡谷など)が広がる
適期6月下旬から9月上旬

コロラドの表情豊かで厳しい自然環境

CTは標高が高く、眺めが良いトレイルを長く歩ける。

コロラドトレイルは、ロッキー山脈を中心に広がる全長約485マイル(約780km)のトレイルで、自然の美しさと厳しさを全身で感じられる場所です。

標高は平均で3,000mを超え、普段よりも雲が近く、空が広がる感覚を味わいながらのハイキングが続きます。

険しい山々や美しい森など、表情豊かな景色

のどかな草原のシングルトラックだが、標高は3,000mを超えている。

コロラドトレイルは標高が高く、表情豊かな自然風景を楽しめるトレイルです。

  • 標高4,000m級の山々
  • どこまでも続くシングルトラック
  • 美しく広大な森や野花が咲き乱れるトレイル
  • ヘラジカやクマなど野生動物
  • 目まぐるしく変化する雲

森林限界を超えた稜線歩きはスケールが大きくて見応えがありますが、他にも美しい森や草原など、様々な地形や多くの動植物との出会いもハイキングを楽しませてくれました。

息苦しさや雷雨など、厳しい自然環境

厚い雲に覆われたトレイル。標高が高いため雲も近い。

コロラドトレイルの過酷な自然環境は体力的にも精神的にも挑戦を強いられました。

  • 標高による息苦しさ
  • 昼夜の寒暖差
  • 突然の雷雨

特に印象的だったのは、突然の雷雨です。

ブログ運営者
べんぞー

突然の雷雨が襲いかかり、空から鳴り響く雷鳴はまさに自然からの試練のように感じたよ。

CTはモンスーンの影響で夕方から午後にかけてストームが発生することが多く、ハイキング中も気が抜けない状況に何度も直面しました。

のんびりとしたハイキングの楽しさ

眺めの良い鞍部でコーヒーを飲みながら一休み。

今回は、かなり日数に余裕がある計画でトレイルを歩きました。

1日平均15マイル(約24km)と、これまでのハイキングと比べてリラックスできるペースだったので、とても充実した日々を過ごせました。

ブログ運営者
べんぞー

広がる空の下でで一息ついた瞬間、時間が静止したかのように感じだったよ。

自然の中で過ごす贅沢な時間

絶景のキャンプ地から日の出を眺める。

コロラドトレイルでは美しい自然の中でゆったり過ごしました。

  • 景色の良い場所で温かいコーヒーを飲む
  • 日の出や日の入りを見ながらキャンプ
  • キャンプファイヤー
  • 野生動物の観察

これまでのハイキングスタイルは、なるべく長い時間歩いて長距離歩くことが多かったので、自然の中でゆっくりする贅沢なひとときは、ハイキングの楽しみ方を見直すきっかけになりました。

心身に余裕がある状態でハイキングを楽しめた

余裕がある時はキャンプファイヤーをしながらのんびり野営をした。

日程に余裕を持たせて1日の移動距離を短くしたことで、ゆったりとハイキングを楽しむことができました。

そうすることで、心身の負荷が軽減して、自然と一体化するリラックスした時間を満喫しました。

怪我はや病気はもちろん、疲労困憊することが少なかったので満足度は非常に高かったです。

ハイカーとの交流と魅力的なハイカータウン

人気のキャンプ地には多くのハイカーが野営していた。

コロラドトレイルはアメリカ国内外で人気のあるトレイルです。

スルーハイカーだけでなく、多くのデイハイカーやセクションハイカーなど多くの人に出会いました。

さらに、CTのトレイルタウンは魅力的な町が多かったので、町での時間も非常に楽しい思い出になりました。

PCTの仲間との再会

荷物を片付けている時の一コマ。2年前のPCTを一緒に歩いた時の記憶が蘇る。

コロラドトレイルを歩いていると、多くのハイカーに出会いました。

スルーハイカーをはじめ、地元の人や観光客など様々です。

その中で一番思い出深い出会いは、PCTで一緒に歩いたハイカーとの再会です。
偶然同じ時期にCTを歩いており、奇跡的に再会することができました。

ブログ運営者
べんぞー

過去に共に苦楽を分かち合った仲間との再会は、まさに奇跡のようだったよ。

言葉にならないほどの嬉しさで胸がいっぱいになり、また同じ道を歩ける喜びが、私の心を一層温かくしてくれました。

魅力的なトレイルタウンが多い

Salidaで無料の野外コンサートを鑑賞した。穏やかな空間で会場全体がリラックスした雰囲気だった。

コロラドトレイルのハイカータウンは非常に魅力的な町が多いです。

  • 標高3,100mに位置する歴史ある鉱山町のLeadville
  • 歴史的な町並みと豊かな自然環境が調和したSalida
  • ロッキー山脈に囲まれたLake City

立ち寄ったほぼ全てのハイカータウンでゼロデイを取り、町での時間も満喫しました。

トレイルタウンの多くの住人はハイカーに対して非常に親切で、とても居心地が良かったです。

飲食店ではコーヒーやクッキーをおまけしてくれたり、町からトレイルヘッドへの送迎をしてくれる人がいます。

英語コミュニケーションや文化の壁

トレイルマジックに会った時の一コマ。複数人での英会話にはついていけなかった。

英会話の壁を感じる場面も多く、複数人での会話にはついていけず孤独を感じることもありました。

実は、2年前のPCTを歩いた時も同じような経験をしたのですが、それから全く成長していないことに悔しさがありました。

とはいえ、苦労しながらコミュニケーションをとって、他のハイカーたちとの交流は大きな財産となりました。

過去の旅に比べると少し物足りなさもあった

スルーハイクをすると貰えるシールとワッペン。デュランゴのウェルカムセンターでもらえる。

今回のハイキングはゆったりとしたものだったため、過去のチャレンジングな旅と比べると少し物足りなさを感じました。

ブログ運営者
べんぞー

歩き終えた時の充実感はあったけど「もう終わりか、、、」というのが正直な感想。

ですが、自然の中でリラックスしながら歩くことの楽しさを再発見できたのが今回の旅の収穫です。

CTは今回のように、余裕を持って歩いても1〜1.5ヶ月と、それほど時間がかからないので、丁度良い長さのトレイルだと思います。

よりガッツリと挑戦的な旅を求めると物足りないと感じるかもしれません。

まとめ:コロラドトレイルは大自然を満喫できる、心地よい旅だった

コロラドトレイルを歩いて感じたことは以下です。

  • コロラドの表情豊かで厳しい自然環境を満喫
  • のんびりとしたハイキングの楽しさ
  • ハイカーたちとの交流と魅力的なハイカータウン
  • 過去の旅に比べると少し物足りなさもあった

CTでは自然の美しさと厳しさが共存する場所でしたが、ゆっくりと歩きながらその両方を楽しめて充実した旅になりました。

さらに今回の旅では、ゆっくりと旅をする楽しさと仲間と共有する時間の大切さを再確認できたのが大きな収穫です。

この記事がCTやロングトレイルに興味を持ち、旅に出かけるきっかけになったら嬉しいです。