自然の中をだた一人、すべての荷物を自分で背負い、お気に入りの山を好きなだけ満喫するソロハイク。
今までパーティでのハイキングをやったことある人であれば憧れる人もいるのではないでしょうか?
ソロハイクの魅力はたくさんあるので挑戦する価値はあります。
しかし、自然の中をひとりで行動するのはリスクが高いので誰にでも気軽におススメできるわけではありません。
そういった方はまずソロハイクの特徴があるか把握する必要があります。
本記事では以下について紹介します。
- ソロハイクの魅力
- ソロハイクの注意点
- ソロとパーティの違い
ソロハイクの理解を深めて、ソロハイクに挑戦するきっかけになれるとばうれしいです。
目次
ソロハイクの魅力について
ソロハイキングにはたくさん魅力がありますが今回は以下について紹介します。
- 自分のペースやスケジュールで行動できる
- 自然をより感じることができる
- 知識と経験が実践で身に着けることができる
自分のペースやスケジュールで行動ができる
ソロでの一番の魅力はなんといっても自分のペースで行動を決められることです。
もちろん歩くペースもそうですが、他の人とスケジュール調整をする必要がないので自分の思うがままにハイキングを計画することができます。
景色をじっくり楽しみたい場合は多めに時間を確保して人を待たせることなく景色を楽しむことができます。
また、他の人を誘いにくいようなマニアックな山なども気にせずに行くことができます。
そして、自分ひとりであれば日程の調整も簡単なので思い立ったらすぐにハイキングに行くことができます。
一人で自由だからこそ見れる景色があるのがソロの魅力です。
自然をより感じることができる
自然を感じ取るのもハイキングの醍醐味です。
一人で行動するので静かに自然の中を歩くことができるので、仲間と行動していたら気づかなかった自然の営みに気づくことがあります。
もちろん、自然の厳しさを一人で乗り越えないといけない困難もありますが、それらを乗り越えた時の達成感は大きいです。
自分も初めて北アルプスをソロで行動した時、天候が崩れて大変な思いをしましたが無事に山行を終えた時はとても充実していました。
誰にも邪魔されることなく一対一で自然との対話をすることができるのがソロハイクの魅力になります。
知識と経験が実践で身に着けることができる
ソロハイクでは基本的にすべてのことを一人で行うので、結果的にハイカーとして成長ができます。
ソロハイクは一人で計画、装備の選別、緊急時の対応などする必要があり、ハイキングの総合力が求められます。
こう聞くとソロはハードルが高いと感じるかもしれないですが、最初から完璧な人はいなません。
失敗を繰り返して人は少しずつ成長するように、ハイキングもそれは同じです。(もちろん致命的な失敗をしないように最低限の知識は必要)
できることが多くなると他のことに意識を割くことができるので、さらにハイキングが楽しくなります。
なにより、チャレンジングなハイキングが成功した時は一皮むけた気がします。
ソロハイクの注意点
ソロハイクは自由に行動できる反面、いろいろと注意しないといけない点があります。
今回は以下について紹介します。
- ソロで行動することはリスクが高まる
- 不安や寂しさを感じる
ソロで行動することはリスクが高まる
山中で起こったアクシデントは基本的にひとりで対処しないといけません。
基本的に一人で山の中に入ることは推奨されていません。
それは山には道迷い、滑落などの危険個所、天候の急変や体調管理など様々なリスクがあるからです。
周りに人がいれば乗り越えらるようなアクシデントも、ソロで行動中の場合は最悪なケースになる可能性もあります。
そうならないようにするためにもソロでは基本的な登山の知識を身に着けるなければいけません。
そして、事前に山中のリスクを把握して防止対策と対処方法を備えておく必要があります。
不安や寂しさを感じる
ひとりで静かな自然の中にいると時に不安や寂しさを感じる瞬間はあります。
道迷いの可能性があるときに誰かに相談することができないときや、滑落の危険箇所で誰かに見守ってもらえない時などは不安に感じます。
また、テント場や山頂では他のハイカーとの交流することはありますが、ふとした瞬間に思いを共有する仲間がその場にいないと少し寂しさを感じる時があります。
ソロとパーティの違い
今までパーティでハイキングをしていた人はソロと何が違うのか疑問に思った方もいるかもしれません。
ソロとパーティでハイキングに必要になる知識には基本的に大きな違いはありませんが、単独と集団での行動には次のような性質の違いがあります。
- リスクの大きさ
- 思い出を共有する仲間
- ハイキングの自由、気軽さ
- 得られる経験値
ソロハイクの魅力と注意点と重複してしまう内容もありますが、ソロとパーティの性質を比べて確認をしていきます。
リスクの大きさ
- パーティ:リスクが低い
- ソロ:リスクが高い
パーティの場合ではトラブルが発生した時に仲間と助け合うことができたります。
道に迷った時や判断に困った時などは仲間と相談することができるので問題を避けられるかもしれません。
そして、装備を共有することで一人当たりの荷物の重量を減らすことができるので、その結果体への負荷も少なくなりケガやバテを回避することができます。
さらに、誰かが行動不能になっても仲間がサポートしてくれるので助かる確率は高くなります。
ソロの場合はこれまでにも説明しましたが、基本的に一人で対応しないといけないためリスクが高まります。
人気のないルートを避けたり、危険個所では他のハイカーが来るのを待ったり、そもそも人気のないルートを選ばないなどしてリスクを下げるなどの工夫がいります。
思い出を共有する仲間
- パーティ:その場に仲間がいる
- ソロ:その場に仲間がいない
パーティーの場合は仲間と苦楽を共にします。
特別な出来事ではなくてもそのような経験は思い出になって、後日に振り返った時に仲間と思い出話で楽しむことができます。
ソロの場合その場で感動を共有する相手がいないので少し寂しくなる時があります。
もちろんSNSなどで共有することもできますが、リアルとネットでは別物のような気がします。
ハイキングの自由、気軽さ
- パーティ:集団行動、周りに合わせないといけない
- ソロ:単独行動、気軽に山に行ける
パーティでは集団行動をしないといけません。
みんなの予定を合わせたり、希望する目的地が別れたり、周りのペースと合わせる必要があります。
一方、ソロは単独で行動できるため自分のペースで計画することができるので自分が行きたいタイミングで行きたい山を楽しむことができます。
得られる経験値
- パーティ:受け身だと成長しにくい
- ソロ:たくさんのことを経験することができる
パーティの場合はひとりひとりの技術が足りない部分があってもそれを仲間で補い合えば何とかなります。
仲間同士で技術の伝搬や知識の共有をすることで全員が成長することができますが、仲間に頼り切った姿勢だと成長はしにくいです。
ソロの場合は嫌なことでも自分で対応しないといけないので、パーティに比べて多くのことを経験することができます。
そういった点でソロの方がパーティより成長できる機会は多いです。
まとめ
ソロハイクの魅力と注意点をまとめると次のようになります。
- 自分のペースやスケジュールで行動できる
- 自然をより感じることができる
- 知識と経験が実践で身に着けることができる
- ソロで行動することはリスクが高まる
- 不安や寂しさを感じる
ソロハイクは自分のペースで楽しめてとても自由を感じることができます。
ですがその反面、リスクが高い行為です。
こういった特徴を理解し、それでも興味を持った方はハイキングの基礎知識を身に着け、しっかりと準備をして挑戦してみてください。