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軽いって自由。ウルトラライトハイキングで大切なこととは?

ウルトラライトハイキングについて
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ウルトラライトハイキングという言葉を聞いて皆さんは何を想像しますか。

「ウルトラライト」という言葉から装備を極度に軽量化したハイキングかなと思う人もいるかもしれません。
また、趣味で登山はトレッキングなどをする人であれば聞いたことがよく知らないという人もいるかと思います。
そこで今回はウルトラライトハイキングの説明と本質的な考え方について紹介します

私自身もウルトラライトハイキングを実践しているのですが、改めてブログにしようと思うとうまく言語化することができなかったので、今回は土屋智哉さん「ウルトラライトハイキング」という書籍の力をお借りして説明します。

ウルトラライトハイキングとは

ウルトラライトハイキングを一言でいうのであれば、荷物を軽くすることでよりシンプルに自然を感じながら軽快にハイキングを楽しむ手法です。

「ウルトラライト」という名称からよく軽量化のみに注目がされがちなのでそこは勘違いしないように注意してください。

ウルトラライトハイキング誕生の背景

ウルトラライトハイキングとは、アメリカのロングトレイルという数百~数千Kmに長大なトレイル(自然歩道、登山道)を一気に踏破するハイカーたちによって培われたハイキングの手法です。


アメリカ3大トレイルの1つであるPacific Crest Trail (PCT)は全長4000km以上もある。

数千キロのトレイルを踏破するとなるとその期間は4~5か月にも及びます。
数か月という期間を毎日歩き続けると、もちろん体に多くの負担がかかります。さらに、食事やテントの設営など日々の作業であったり、天候や体調の変化など様々なことに意識し続けないといけません。
身体・精神がすり減った状況では、体力の限界に達して途中リタイアしてしまったり、ケガなどのリスクが高くなり危険です。
こういった意味で、トレイルを歩き切るには少しでも体への負担の軽減は大切な要素になっており、その手段として装備の軽量化が行われました。

つまり、ウルトラライトハイキングとは少ない負担で長い距離と時間をかけて歩き続けるという考えがベースとなっていて、その手段として装備の軽量化が行われています。

なので、ウルトラライトハイキングは歩くことを目的としているため、速さを求める軽量化とは少し異なります。

自然とのつながりを感じる

深い森のトレイル絶景を眺めるだけでなく、自然の中に身を置くこともハイキングの魅力の一つ。

ウルトラライトハイキングには自然とのつながりを感じるという思想的も側面があります。

ハイキングをする目的は景色を見たり動植物の営みを観察したりなど人それぞれですが、その核となるのは自然の中に身を置くことで自然を感じるために行われます。
もし、たくさんの道具をハイキングに持ち込むことは、逆に自然を遠ざけてしまうかもしれません。
ウルトラライトハイキングはシンプルな道具しか背負わないスタイルでダイレクトに自然を感じることができます。
そうした中で、自然の営みや尊さに気づいたり、自然とのかかわりを考えることができ、自然とより深い関係を築くことができます。

また、ウルトラライトハイキングは環境に対してローインパクトであることも重要視されています。
例えば、キャンプ方法については限りなく痕跡が残らないようにして立ち去るステルスキャンプというスタイルが提唱されています。
日本の山岳地帯ではキャンプ地が指定されているため実践は厳しいですが、調理・食事・就寝を別々の場所で行うようにして自然に対するインパンクを分散させたり、タープなど地面を覆わないような道具でキャンプすることで地面へのインパクトを軽減しようとするスタイルです。

ウルトラライトハイキングの目安と道具選びの方

バックパック多くのウルトラライトハイカーはシンプルな構造で軽量なバックパックを好んで使用する。

ウルトラライトハイキングには厳格な定義がありませんが目安が存在します。
それはベースウェイトが約4.5kg(10ポンド)以下であるということです。
ベースウェイトというは装備重量のはかり方で、消費材(水、食料、燃料など)を除いたバックパックの重量のことです。

ベースウェイトが4.5kg以下という軽さがもたらしてくれる最大の利点は快適に歩くことができるという点です。
荷物が軽いと荷物が重い時に比べると歩ける時間や距離が長くなり、ペースも早くなります。そうすることで行動範囲が広くなり普段見ることができない景色を見ることができるようになるかもしれません。
さらに、荷物が軽いと行くことで体への負担が少なくなり、ケガのリスクが少なくなります。

ベースウェイトを4.5kg以下にするには、単純に最新の軽量ギアを集めれば達成するかもしれません。
しかし、ウルトラライトハイキングは道具がシーンごとに結び付けて必要な機能を満たすようにシステム化するという点が特徴となっています。
一つの道具で色々な用途で使用したり、複数の道具を組み合わせて使うことで一つの機能を満たすように像力とアイデアを働かせることで軽量化を行います。
例えば、バックパックの背面パッドをスリーピングマットの一部として利用することでスリーピングマットを背面パッド分の長さの分だけ軽量化するといった感じです。

その他にも、本当に必要な道具だけを選別したり、道具の改良・自作するなどといった工夫も軽量化の大切な要素になります。

もっと具体的な道具の選び方や軽量化のテクニックについては著書「ウルトラライトハイキング」にたくさん載っているので気になる方はチェックしてください。

まとめ

以上、シンプルに自然を感じながら軽快に楽しむウルトラライトハイキングについて説明をしました。
軽量ギアやテクニックだけでなく、こういった本質に目を向けることもウルトラライトハイキングをするにあたって大切なことだと思います。

そして、このブログを読んで少しでも軽快にハイキングを楽しむハイカーが増えてくれたらうれしいです。

軽いって自由。

ウルトラライトハイキングは文化です。
ハイキング文化について興味を持たれた方は次の記事も読んでみてください。