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【ロングトレイル】楽しく歩くためのギアの選び方

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長い時間をかけて歩くロングトレイル。
特に、海外のロングトレイルを歩くとなると何ヶ月にもなります。
ロングトレイルに持っていくギアって悩みますよね?

ハイキング中、毎日使うのでギア選びは慎重になると思います。
渾身のギアリストが出来上がったとしても、ギアが壊れたり使い勝手が悪かったりするとショックですよね。
ギア選びは大切ですが、あまり深く悩まずに、程々にしたほうが精神的にラクになります。

ギアはあくまでハイキングをするための道具です。
自分自身が楽しくハイキングできるギアを選ぶことがポイントです。

この記事は、楽しくロングトレイルを歩くためのギア選びについて紹介します。

ロングトレイルのギア選び方

  • ギア選びで完璧を目指さない
  • ギアは消耗品!故障や破損がある前提で選ぶ
  • ハイキングの質を高めるギアは妥協しない

この記事を読むと、ロングトレイルのギア選びの悩みや不安が解消します。

歩きながら自分が気持ちよく歩ける装備を模索できるのはロングトレイルの醍醐味の一つだと思います。
私も、2022年にパシフィック・クレスト・トレイル(以下略、PCT)を歩く際にギア選びに悩みました。
そこで、実際にPCTを歩いて感じたことについて紹介します。

これからロングトレイルの準備をしている人の不安を少しでも解消できれば嬉しいです。

ギア選びで完璧を目指さない

ギアの組み合わせは無限大です。
それ故に、ギア選びは楽しいです。

PCTに向けて用意したギアたち。ハイカーはギアを床によく広げる。

しかし、自分が望む最適なギアを探し続けてもキリがありません。
あまり深く悩まずに、程々にしたほうが精神的にラクです。

ギアはハイキングをするための道具です。
それはロングトレイルを歩く場合も同じで、特別に用意しないと行けないギアはほとんどありません。

実際にトレイルでギアを使っていると、自分にとっていらない物や必要な物がわかってきます。
また、ネットショッピングなどを利用することで、ハイキング中でもギアの入れ替えが容易にできるので、最初から最後まで同じギアだけで歩かなくても大丈夫です。
数は多くないですが、大きなアウトドアショップも補給する町にあります。

大きな町にはアウトドアショップがあることも。

最初から色んなものを準備すると、不要なものが含まれるリスクが高いです。
不要なものは荷物になるので手放すことになりますが、高価なものだど少しもったいないです。
一応、郵送で自宅や友人宅に保管することもできますが、送料がかかってしまいます。

まだ使えるけど不要になったギアを入れておく「ハイカーボックス」。その代わり、必要なものを見つけたら自由に持ち出しても良い。

いろんなことを想定してギアを揃えるのは大切ですが、すでに持っているギアをベースにしてギアを揃え、必要なものができたらあとから買い足すのが良いです。

  • 自分が望む最適なギアを探し続けてもキリがないので、あまり考えすぎない
  • すでに持っているギアをベースにしてギアを揃える
  • 必要なものができたら、ネットショップなどで買い足す

ギアは消耗品!故障や破損がある前提で選ぶ

当然ですが、形あるものはすべて最後には壊れます。

破損したバックパックのヒップベルトのバックル。部品交換までは柔道の帯のように縛っていた。

数日のハイキングでは、ギアが壊れるというトラブルはあまり発生しません。
しかし、何ヶ月も歩き続ける過酷なロングトレイルでは、丈夫なギアでも高確率で破れたり壊れます。

壊れたテントのジッパー。通気性がよくなったが、虫も侵入してくるようになった。

ただでさえ、ギアが壊れるのはショックですが、それが高価なULハイキングギアだとなおさらです。
他に変えがない、どうしても高価なギアを使用した、という場合は、なるべく丁寧に使いましょう。
不注意でギアを壊してしまうのが一番もったいないです。

特にこだわりがない場合は、機能が同じギアならなるべく安いものを選ぶ方が無難です。
もしものトラブルがあったときのショックが小さくなります。

ただ、ウェアはダメージが大きく修理が難しくなる場合があるので、使い潰す覚悟で使用したほうが良いです。

ボロボロになった化繊シャツ。バックパックを右肩から背負うため片側が崩壊している。
ボロボロになった靴。PCTでは4回買い直した。

ちなみに、メーカーによっては修理サービスを利用できます。
ハイキング中でも郵送でギアの修理依頼をすることで、新しくギアを買い換えるよりも安上がりになることがあります。

実際に、私がPCTを歩いている時、Six Moon Designsのテントの修理を依頼したところ、たった10$(送料別)という激安料金で修理をしてもらいました。
修理中は代用品のテントをお借りすることができたので、ハイキングに支障は出ませんでした。

  • ロングトレイルでは丈夫なギアも高確率で破れたり壊れる
  • 壊れてもショックが小さいものを選ぶ
  • メーカーの修理サービスがある場合は利用する

ハイキングの質を高めるギアは妥協しない

せっかくロングトレイルを歩くなら、たくさん楽しみたいですよね。
しかし、ロングトレイルは楽しいことばかりではなく、辛いことも多いです。
気温30度以上のトレイルを、重い荷物を背負い、空腹や喉の乾きを我慢しながら、汗まみれ砂まみれになりながら一日中歩く。
そんなとき、個人的なことでいいので、ハイキングが楽しくなるギアがあると心の支えになります。

スクリューコンテナの収納・保温目的で使っていたペットボトルカバー。ふてぶてしい猫の表情が癒やしてくれる。

どうしても使いたい物やお気に入りのギアは持っていた方が気持ちが満たされます。

前項でギアは消耗品という話をしましたが、それが理由でやりたいことを諦めるのはもったいないです。
もちろん持てるギアは限りがあるので、すべて持つことができないですが、多少は無理をしてもいいと考えています。

防塵防滴のカメラ。約1kgで重いが、せっかくなら綺麗に風景を撮りたいと思い頑張って持ち歩いた。

逆に、気持ちが乗らないギアは交換したり手放した方が良いです。
モヤモヤしながら歩くのはもったいないのです。
郵送でどこかに保管するか、思い切って手放しましょう。

自分が気持ちよく歩けるように工夫して、ハイキングの質を高めましょう。

  • どうしても持っていきたい物は持っていく
  • いらないものは手放す

まとめ

PCTのカナダ国境にたどり着いた時、ギアは部分的に壊れていたりしてボロボロ。傍から見たら、ゴミのようだけれど、自分にとっては一緒に旅をした相棒。

楽しくロングトレイルを歩くためのギア選びの観点は以下になります。

  • ギア選びで完璧を目指さない
  • ギアは消耗品!故障や破損がある前提で選ぶ
  • ハイキングの質を高めるギアは妥協しない

    ロングトレイルは長期間に渡ります。
    途中で装備が壊れたり、装備に対する考え方が変わることもよくあります。

    歩きながら自分が気持ちよく歩ける装備を模索していくのは、ロングトレイルの醍醐味の一つです。
    これからロングトレイルを歩かれる方は、あまり最初から気負いすぎないで、ほどほどに準備をしてください。

    ロングトレイルのギアリストを公開していますので、よかったら参考にしてください。