2022年5月〜10月にかけてアメリカの3大ロングトレイルのパシフィック・クレスト・トレイル(以下略、PCT)をスルーハイクしました。
本記事ではPCTで使った装備について紹介します。
装備品の数が多いので全ての装備を取り上げる事ができませんが、装備を選んだ理由や使用感などを解説します。
これからロングトレイルに向けて準備をしている人の参考になったら嬉しいです。
目次
PCTのギアリスト
PCTは約5ヶ月の長い旅路です。
旅の最中は季節や自然環境の変化に合わせて、装備を追加したり手放したりします。
以下の画像は、PCTの終点のカナダ国境までたどり着いた時に持っていた装備の一覧です。
文字が小さいのでダウンロードなどして拡大してご覧になってください。
ベースウェイトは約7.4kgでした。
ベースウェイトとは、消費品の重量を含まない荷物の総重量のことです。
長距離や長期間のロングトレイルを歩くときは、体への負荷を軽減するために荷物を軽量化することが重要です。
一般的に、ウルトラライトと呼ばれる軽量装備のベースウェイトの目安は4〜5kgと言われています。
私の装備はウルトラライトから2kg以上オーバーしていますが、自分の経験上問題ないと判断したので、細かい数字にはこだわりませんでした。
バックパック類

バックパック類の重さは1,076gです。
PCTでは、休憩や寝る時以外は常に荷物を背負い歩きます。
長時間でも疲れにくいバックパックや、行動食や小物などをすぐに取り出せるサコッシュは、快適な歩行のために不可欠な装備です。
バックパック類については、特に注意深く考えるべきだと思います。
バックパック:ゴッサマーギア「マリポサ(Mariposa)60」

バックパックは1kg前後で、長時間背負っていても痛くなりにくいGossamer Gearの「マリポサ60」を使いました。
容量が60リットルとたっぷり荷物を収納できるので、6日分の食料を運ぶときも運ぶことができます。
フロントのメッシュポケットも大きく使い勝手がいいので、ウィンドシェルや座布団マット、スナック菓子など休憩でよく取り出すものをしまっておくと便利です。

マリポサは使いやすいバックパックですが、5ヶ月という過酷な長旅の間に小さなトラブルがいくつか発生しました。
- ヒップベルトのバックルの故障
- 負荷かかりやすい箇所の裂け

致命的な故障はなかったので、修理・部品交換をすることで乗り越える事ができました。
マリポサは、メキシコ国境からカナダ国境までのロングハイキングに最適なバックパックです。
荷物をしっかり運んでくれるだけでなく、十分なスペックを備えています。
マリポサについてもっと知りたい方はこちらのレビュー記事を参考にしてください。
サコッシュ:Wanderlust Equipment「カンパラパック」

PCTにサコッシュを2つ持っていきました。
そのうちの1つはWanderlust Equipment「カンパラパック(KHAMPA LA PACK)」です。
シンプルなので使いやすく、生地がX-Pacで丈夫なので安心感があります。
カンパラパックをメインのサコッシュとして使い、カメラと財布を入れてました。
カナビラを使ってカンパラパックをショルダーハーネスのDリングに連結すると、チェストバックのように使用できて便利です。
サコッシュ:Trail Bum「タートル(TURTLE)」
サブのサコッシュとしてTrail Bum「タートル」を使っていました。
タートルはスタッフサックに肩紐が付いた非常にシンプルなサコッシュです。
- 通常はスタッフサックとして衣類などをパッキング
- 町の買い出しのエコバック
- ハイキング時のサコッシュ
活躍の幅が広いので、普段はスタッフサックとしてバックパックに忍ばせて置けばいざという時に役に立つ便利なギアです。
テント類

テント類の重さは878gです。
PCTは気候が安定しているので、キャンプが非常にやりやすいです。
自立式、ワンポール、タープ、カウボーイキャンプなど自由に選ぶことができるので、重さや予算に合ったテントを選んでください。
テント:Six Moon Designs「ルナーソロ(Lunar Solo)」

テントにSix Moon Designs「ルナーソロ(Lunar Solo)」を使いました。
PCTでルナーソロを使い倒して、ロングトレイルにピッタリなテントであると実感しました 。
- 737gと軽量でコンパクト
- 快適な居住空間でゆっくり休息できる
- 自然をダイレクトに感じられる
ルナーソロには長距離ハイキングを無理なく楽しむための機能が揃っているので、非常におすすめのテントです。

欠点は以下の通りです。
- テント本体のジッパーが壊れやすい
- 敷地面積が広いので設営する場所を選ぶ
- 通気性が良いので寒い
ジッパーについては同じトラブルにあったハイカーもいたので、構造的に壊れやすいのかもしれません。
しかし、Six Moon Designsはサポートが手厚く、故障しても10$(送料別)で修理をしてくれて、代用品テントを無料レンタルすることでハイキングを継続することができました。
ルナーソロついて詳しく知りたい方はレビュー記事もご覧になってください。
グランドシート、インナーシート:SOL「ヒートシート エマージェンシーブランケット」

アメリカの西海岸側は非常に乾燥しており、PCTを歩いている151日間で5〜7日くらいしか雨が降りませんでした。
蚊などの虫がいたり、気候・環境によって快適度は変わりますが、テントが使えない状況でもカウボーイキャンプをすれば何も問題ありません。
SOL「ヒートシート エマージェンシーブランケット」はカウボーイキャンプのグラウンドシート、テントのインナーシートとして使っていました。

エマージェンシーブランケットは非常に薄いく軽量ですが、耐久性が高くありません。
グランドシートとして使うと細かい穴がたくさん開きます。
注意して使っていれば大きな穴はできないですが、雑に扱うことが出来ません。
カウボーイキャンプをメインでスルーハイクしようとしている場合は、タイベックシートやヘビーデューティ エマージェンシーブランケットなど耐久性が高い物のほうが安心して使えます。
ちなみに、トレイル上で見かけた面白いカウボーイキャンプの方法として、テントを組み立てずに、その上で寝ているハイカーがいました。
テントの故障に繋がるリスキーな方法ですが、わざわざカウボーイキャンプをするためにグラウンドシートを持たずにすむので賢いと思いました。
寝具類
寝具類の重さは1,023gです。
毎日40kmほど歩くPCTの旅路では、しっかり体を休めることが継続的に歩き続けるために必要です。
質の良い睡眠をするために、自分に合った寝袋やスリーピングマットを選んでください。
寝袋:モンベル「ダウンハガー(Down Hugger) 650 #3」

寝袋にはモンベル「ダウンハガー(Down Hugger) 650 #3」を使いました。
ダウンハガーの快適温度は3度・限界温度−2度ですが、2022年のPCTは比較的暖かかったので凍えることなくスルーハイクできました。
ただし、靴やペットボトルの水が凍るくらい寒くなることもあるので、スペック的にはギリギリのラインでした。

寝袋は薄着のほうが暖かくなると言われていますが、皮脂などで汚れてしまうとダウンがうまく膨張しなくなり保温性が失われます。
数泊の場合はあまり気にしないですが、数ヶ月以上も歩くロングトレイルでは汚れも蓄積するだろうと考えて、寝間着を着て寝袋を汚さないようにしていました。
そうすることで、寝袋のパフォーマンスが落ちることなく、9月のワシントンを乗り越える事ができました。
スリーピングマット:EVERNEW「FPマット(FP mat) 125」
スリーピングマットは薄くてコンパクトなEVERNEW「FPマット125」を使いました。
FPマットと選んだ理由は以下の通りです。
- パンクのリスクを避けたい
- 荷物はなるべくバックパックに入れたい
FPマットは非常に耐久性が高い極薄ULマットです。
PCTではFPマットを地面に敷いて仮眠することが多かったですが、破れたり、穴が開いたりするトラブルはなかったです。
バックパックに収納できるクローズドセルマットを探している方にもおすすめです。

欠点は見た目通り、クッション性が低いことです。
人によってはしっかり寝てもあまり疲れが取れないよう感じるかもしれません。
毎日40km近く歩くPCTは、睡眠の質を高めて疲れを取ることが非常に大切になります。
快適性を優先する場合は厚いクローズドセルマットや、軽量のエアマットが無難です。
ですが、快適性よりも、丈夫なマットを探している人にはFPマットがピッタリです。
FPマットについてより詳しく知りたい方は、レビュー記事を参考にしてください。
座布団マット:サーモレスト「Zシートソル」
休憩時にお尻に敷く座布団マットにサーモレスト「Zシートソル」を使っていました。
コンパクトなのでバックパックのフロントポケットやサイドポケットに収納できます。
休憩の時にサッと取り出して使えます。
休憩時は座布団、就寝時は腰回りに敷いてクッション性と保温性を高めるために使っていました。
クッカー類
クッカー類の重さは323gです。
食事のスタイルは個人によって異なりますが、自炊経験があるハイカーであれば、手元にあるガスバーナーやコッヘルが活用できるので、クッカー類はあまり悩むことはないかもしれません。
バーナー:MSR「ポケットロケット2(Pocket Rocket2)」

バーナーはMSR「ポケットロケット2」を使いました。
バーナーとして最軽量でも最高性能でもないのでスペックだけ見ると地味ですが、作りがしっかりしているので非常にタフです。
5ヶ月の旅の間で一度もトラブルが起きずに安心して使えました。
さすが、有名ブランドのしっかりした製品という印象です。
ポケットロケット2について気になる方は、レビュー記事をご覧になってください。
コッヘル:TOAKS「LIGHT Titanium 650ml Pot」
PCTのトレイルでの食事は主にインスタント麺を食べる事が多かったです。
TOAKS「LIGHT Titanium 650ml Pot」は、インスタント麺一食分のお湯を沸かす事ができるサイズ感なので不便に感じたことはありませんでした。
小さいサイズのガス缶も収納できるので、パッキングもすっきりします。
フードコンテナ:岩崎工業「スクリュートップキーパー 500ml 深型」

フードコンテナとして岩崎工業「スクリュートップキーパー 500ml 深型」を使っていました。
PCTではコッヘルは湯沸かし器として使い、ラーメンなどはフードコンテナを使って食べていました。
フードコンテナを使うことのメリットはいくつかあります。
- インスタント麺を水に漬けることで、歩きながら調理できる
- 食べ残しを持ち運べる
- コッヘルをきれいな状態を保ち、フードコンテナに臭いを密閉できるので野生生物を寄せ付けない
- プロテインシェイカーになる
荷物と重量が増えるというデメリットはありますが、それ以上にメリットが多いと思ったのでPCTを最初から最後まで活躍しました。
スクリュートップキーパーはパッキンが付いているので、液体や臭いの漏れがほとんどなかったのが良かったです。
水回り

水回りの装備は242gです。
アメリカの土壌は寄生虫が潜んでいるので、携帯浄水器と浄水するための入れ物が必須です。
携帯浄水器:SAWYER(ソーヤー)「スクィーズフィルター(Squeeze Filter)」

浄水器にはソーヤー「スクィーズフィルター」を使っていました。
より小型のマイクロスクィーズフィルターも発売されているので、これから買う場合はマイクロスクィーズフィルターの方がおすすめです。
スクィーズフィルター、マイクロスクィーズフィルター共にろ過能力が38万リットルと膨大な量の水をろ過できるのでPCTで困ることはありません。
浄水器は使っていくうちに浄水のスピードが落ちるので、定期的に掃除が必要です。
ウォーターボトル:ペットボトル
ペットボトルは軽量・丈夫・安価の三拍子が揃ったメインの水筒です。
スマートウォーターの1Lペットボトルは使いやすい形状とおしゃれなパッケージデザインなので多くのハイカーが使っていました。
ウォーターキャリー:CNOC(クノック)「ヴェクト ウォーターコンテナ 2L 」
PCTでは水の補給が難しい区間があるので余分に水を持ち運ぶためのウォーターキャリーが必須です。
CNOC(クノック)「ヴェクト ウォーターコンテナ(Vecto Water Container) 2L」は注ぎ口が大きく水を集めやすいので非常に便利でした。
柔らかい素材なので、使っていないときはコンパクトになり、荷物がかさばらないのも利点です。
耐久性はほどほどで、4ヶ月くらいで小さな穴が空き、圧力を加えるとそこから糸のように水が噴射されるようになりました。
面倒でしたが、手ぬぐいなどで穴を押さえれば使えたので、買い替えずにそのまま最後まで使いました。
ウェア
ウェア類の重さは1,219gです。
PCTをスルーハイクする場合は環境・季節の変化が大きいので、その時その時で最適なウェアを揃えるのが難しいです。
必要に応じて買い足したり手放すことで装備の最適化ができますが、それが面倒と感じる場合は秋のテント泊をイメージしたウェアを揃えておけばだいたいの環境に対応できます。
レインウェア・ウィンドシェル:Axesquin「Ama-ashi」

レインウェア兼ウィンドシェルとしてAxesquin「Ama-ashi」(生産終了)使用しました。
生地が非常に薄くて軽量でシンプルな構造の3レイヤーのレインウェアです。
生地が薄いので耐久性に不安がありましたが、最後まで破れませんでした。
PCTではあまり雨が降らず、ウィンドシェルとして着る機会が多かったので軽いAma-ashiにして正解でした。
イマイチな点はベンチレーションがないので、体温調整がしにくいことです。
防寒着:Trail Bum「ダウンジャンパー」

Trail Bum「ダウンジャンパー」は重さが175gの最軽量クラスのダウンジャケットです。
プルオーバータイプのダウンジャケットなので、ジッパー分の重さを軽量化できます。
見た目は薄いですが、必要十分な保温力が備わっているため、3000m級の山が連なるシエラ区間もダウンジャンパーだけで困ることはありませんでした。
ダウンジャンパーへの不満はありませんでしたが、以下の理由でR1プルオーバーを買い足しました。
- 季節が夏から秋、そして北上するに従い気温が低くなる
- 行動中に着ていると汗でダウンを湿らせてしまうリスクがある
防寒着:Patagonia「R1プルオーバー」

Patagonia「R1プルオーバー」は行動中に着るのに丁度よいフリースです。
薄手のフリース生地なので、劇的な温かさはないですが行動中はしっかりと保温してくれます。
行動の汗を吸湿・発散してくれるので、肌寒い秋のワシントン州も体が冷えることがなく歩けました。
さらに、フリースは洗濯ができるので、多少の汚れも気にする必要がないのが良かったです。
R1プルオーバーのイマイチだったポイントは以下のとおりです。
- 収納時のサイズがコンパクトにならない
- 脱着がしにくい(フルジップの方が使い勝手がよい)
ダウンとフリース、2つの防寒着を使うことでそれぞれの欠点を補完できたのは良かったですが、荷物を減らすにはナノ・パフ・ジャケットのような化繊インサレーションの方が良かったかもしれません。
アクセサリ

アクセサリ類の重さは433gです。
快適な旅を楽しむためのアクセサリ類は「あれば便利だな」という物をたくさん持つと、荷物が重くなるのでしっかり厳然することが大切です。
手ぬぐい:MIYAGEN Trail Engineering「手ぬぐい TO TRAIL TO TOWN」

手ぬぐいやバンダナは1枚用意しておくと非常に便利です。
汗を拭いたり、テントの結露を拭いたりなど様々な場面で活躍します。
MIYAGEN Trail Engineering「手ぬぐい TO TRAIL TO TOWN」は製品名通り手ぬぐいに「TO TWON」「TO TLAIL」と書かれているのでヒッチハイクする時にも使えます。
文字が見やすい色使いなのでヒッチハイクの成功率を高める事ができるだけでなく、他のハイカーからのウケが良いので会話のきっかけを作ることができます。
日傘:Six Moon Designs「Silver Shadow Carbon」

Six Moon Designs「Silver Shadow Carbon」のような日傘があると強い日差しから体を守る事ができます。
メキシコ国境から山岳地帯の入り口のケネディメドーまでは気温が高く、更に非常に日差しが強いので日傘を差しているハイカーが多かったです。
日傘としてだけでなく、カウボーイキャンプの時の風よけ、残雪地帯や渡渉する時のトレッキングポール代わり、雨傘として色んな場面で使用しました。
電子機器

電子機器類の重さは965gです。
スマホとモバイルバッテリーなどの電子機器は必須装備です。
旅の途中でも壊れないちゃんとしたものを選ぶようにしましょう。
スマートフォン:Apple「iPhone13 mini」
海外のトレイルに行くのであれば、スマホはiPhoneかGoogle Pixelが無難です。
SIMフリーのAndoroidスマホを持って行く予定でしたが、現地の通信業者との相性に問題があることがわかったので、出国3日前にiPhone13 miniを購入することにしました。
実際に他のスマホでも問題ないと思いますが、余計な心配を減らすためにiPhone・Pixelのどちらかがおすすめです。
慣れていないiPhoneを使用することになったので、以前使用していたスマートフォンも持参してスマホ2台持ちにすることにしました。
スマホを2台持つことのメリットは電池切れや故障してもハイキングを継続できる安心感があることです。
スマホの用途は多岐にわたるので、意外と電池の消耗が激しいです。
- 地図アプリでルートの確認
- 写真や動画の撮影
- 音楽の聞く
- 天気などの情報収集
ですが、スマホはギアの中でも非常に高価です。
スマホを2つも管理するのは、面倒に感じる場面も多かったです。
スマホ2台持ちのメリットよりも、心理的負担の方が大きかったのであまりおすすめはしません。
地図アプリ:「FarOut」
PCTの地図は「FarOut」というアプリを使います。
ルートの確認だけでなく、水場の位置や次の街の距離などがわかるので、FarOutを見ない日はありません。
ちなみに、「FarOut」はiOS版とAndoroid版があります。
アカウントは共通ですが、それぞれ地図を購入する必要があるのでそこだけ注意してください。
モバイルバッテリー:Anker「PowerCore Essential 20000 PD」

スマホだけでなくデジカメの充電に使うので大容量のモバイルバッテリーのAnker「PowerCore Essential 20000 PD」を使いました。
モバイルバッテリーの充電は3〜7日の間隔でしますが、そのときのモバイルバッテリーの残量は25%以上あることが多かったです。
モバイルバッテリーが空になることはなかったので、20000mAhだと少しオーバースペックでした。
ヘッドランプ:PETZL「e+LITE」
ヘッドランプにPETZL「e+LITE」を使っていました。
e+LITEは27gと非常に軽量なヘッドランプです。
キャンプ地で使うには十分なスペックですが、フルパワーで使ったときの電池持ちが悪く、光量が少ないので、積極的にナイトハイクをする場合には向きません。
南カリフォルニアで暑さを避けるために、e+LITEを使ってナイトハイクをしましたが、うまく足元を照らせず、何度もつまずいてしまいました。
ヘッドランプはそこまで重量差が出ないのでもう少しスペックの良い装備にしたほうが良かったです。
カメラ:オリンパス「OM-D E-M1 Mark III」「12-45mm F4.0 PRO」
デジカメにオリンパス「OM-D E-M1 Mark III」と「12-45mm F4.0 PRO」を持っていきました。
合計で約1kgと装備の中では重いですが、防水防滴の標準ズームレンズのミラーレス一眼の中では最軽量クラスです。

他にも候補となるカメラはありますが、ハイキングに最適なカメラはなかなかありません。
- APS-C・フルサイズミラーレスはレンズが大きく重くなるので持ち運びが大変
- 軽量・コンパクトなコンデジは、レンズが収納式で砂埃に弱く、過酷な環境に耐えられない
- スマホは地図アプリを使うため、たくさん写真・動画を撮ると電池消費が心配
OM-D E-M1 Mark IIIはマイクロフォーサーズ規格でレンズが小さく、防塵防滴仕様なので、持ち運びが容易で丈夫かつ頑丈なカメラであるという理由で選びました。
最近のカメラはUSBケーブルで充電できるため、カメラバッテリー用の充電器がいらないので荷物がスッキリします。
前のモデルのOM-D E-M1 Mark IIを持っていましたがUSB Type-C充電のためにOM-D E-M1 Mark IIIに買い替えました。
貴重品:ジップロック

パスポートなどの書類はジップロックに入れてました。
他にも行動食など小分けにするときにも使えます。
ジップロックは軽く、それなりに丈夫で、もし破れても手に入れやすいのが利点です。
ハイカーボックスにはたくさんのジップロックがあるのですぐに新しい物が手に入ります。
緊急ツール:Exped「Vista Organiser A6」

リペアキットとファーストエードをExped「Vista Organiser A6」に入れてました。防水性が高く、丈夫なだけでなく、中身が透けているので、いざという時に必要なものが探しやすいです。
ダクトテープ、安全ピン、縫い針と糸、ガイラインはギアの修理で使用頻度が高かったので、リペアツールは少し多めに持っておくと良いかもしれません。

薬などは普段のハイキングとあまり変わらない量でも大丈夫でした。
頭痛薬を10錠ほど、あとは絆創膏3〜4つ、軟膏1本ほどを使いました。
もし使い切っても、町での補給の時にハイカーボックスやお店で購入できるので日本からたくさんの薬を持っていく必要はありません。
行動着

行動着には長袖シャツ、ハーフパンツ、ハット、そしてトレイルランニングシューズを着用していました。
ロングトレイルでは、装備品は消耗品と考えておいたほうがよいです。
特に、行動着は太陽からの紫外線や汗などによって多大なダメージを受けます。
私はシャツとパンツは修理をすることで何とか一着で済ませましたが、下着は2枚、ソックスとトレイルランニングシューズは4足とも履き潰しました。
行動着を選ぶ際には、デザインや機能だけでなく、価格や耐久性も考慮することも重要です。
シャツ:MOUNTAIN HARDWEAR「Canyon Solid Long Sleeve Shirt」

山と道のシャツが欲しかったのですが、売り切れていたため他のシャツを探したところMOUNTAIN HARDWEAR「Canyon Solid Long Sleeve Shirt」を見つけました。
値段も8,000円くらいでアウトドアウェアとしては良心的で、PCTをこれ一着だけで歩ききったと考えるとコスパが良かったです。
より安いアウトドアシャツを選ぶなら、モンベルやアメリカのアウトドアショップのREIで現地調達する方法もあります。
シャツを選んだ理由は以下の通りです。
- ボタンで体温調整がし易い
- ハットとの見た目の相性が良い
- ロングトレイルハイカーっぽい
PCTでシャツを着ている人はたくさんいましたが、フーディやTシャツの人の方が多かった印象です。
ハーフパンツ:BURLAP OUTFITTER「トラックショート」

普段は長ズボン派ですが、ハーフパンツにはBURLAP OUTFITTER「トラックショート」を着ました。
トラックショートは裾が普通のハーフパンツより広いので通気性が良いのが気に入っており、普段着で使用していました。
ハーフパンツのメリットは開放的で涼しくて、歩きやすい点です。
一方、デメリットは日焼けや擦り傷、虫刺されなどから肌を守れない点です。
特にシエラ〜オレゴンにかけて蚊が非常に多く煩わしかったので、その区間を歩いている時だけは長ズボンにしておけばよかったと後悔しました。
ハーフパンツのデメリットはレインウェアを着ることでやり過ごせますが、幅広い環境に対応するパンツを探すのであればジップオフパンツか長ズボンの方が良いかもしれません。
シューズ:ALTRA「LONE PEAK 6」

靴は軽量で蒸れにくいトレイルランニングシューズのALTRA「LONE PEAK 6」を使いました。
ローンピークシリーズはPCTハイカーに人気のモデルなので、欲しいサイズが売り切れることがあります。
ただし、ローンピークは男性用と女性用でラインナップが異なるので、男性用が品切れでも、女性用は在庫があることがあります。
実際に、私は女性用のモデルを履いていました。
購入する時の注意点は、サイズの表記が男性と女性で違うので試着することをおすすめします。
ALTRAのオンラインストアで買うと、アメリカ本土であれば送料無料で買うことができます。
3営業日+運送日数1〜2日かかるので余裕を持って注文しておくと良いです。
急ぎの場合は追加料金を支払うことで数日早く発送されます。
注意点としては、FedExという宅配業者が使われるため、郵便局での受け取りができません。
受け取り先はトレイルエンジェルやストアなど事前に調べておきましょう。
まとめ
以上、PCTギアリストを紹介しました。
PCTに必要なギアは、人それぞれ異なります。
それは、旅の目的やアウトドア経験や体力・体格が違うからです。
私の場合はミラーレスカメラを持っていくため、他の装備はなるべく軽いものを選ぶように切り詰めました。
たくさんあるハイキングギアの中から何を持っていくか悩むこともあるかと思いますが、自身が旅を思いっきり楽しむ装備を選んでください。
この記事が、これからロングトレイルに行く人の参考になったら嬉しいです。
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