海外のロングトレイルを歩いてみたいけど「長期間の休みが取れないから」と内心、諦めていませんか?
私も会社員時代のときは「いつか海外のロングトレイルを歩きたいな。でも仕事もあるしな。。。」と思っていました。
そこで今回は、そのような悩みを解決してくれるかもしれない本を紹介します。
その本の「半年だけ働く。」です。
タイトル通り、「半年だけ働く。」に書かれているノウハウを実践すれば、半年仕事・半年旅人のようなライフスタイルを実現できるかもしれません。
私は、2022年にフリーランスになり、パシフィッククレイストレイル(以下略、PCT)を約5ヶ月かけて歩いてきました。
実は「半年だけ働く。」を読んだのは、フリーランスになりPCTから帰国した後です。
この本にはフリーランスになる前に知りたかった情報が多く書かれていました。
今回は、駆け出しフリーランスが「半年だけ働く。」を読んで感じた4つのことをお伝えします。
- フリーランスになって単価を上げることが大切
- まずは得意を武器にしよう
- 好きなことも気長に取り組む
- 理想のライフスタイルへの励みになった
私は、ロングトレイルを何度も歩きに行きたい人は、フリーランスという働き方が合っていると思います。
そして、「半年だけ働く。」はロングトレイルと仕事の両立を実現するためのエッセンスが詰まった書籍です。
もちろんロングトレイルに関係なく、フリーランスになって自由な時間を作りたい人にもオススメです。
それでは、「半年だけ働く。」について紹介します。
目次
「半年だけ働く。」について
「半年だけ働く。」はフリーランスになり、半年などの長期休暇を取るためのノウハウが書かれた書籍です。
経済的自由と時間的自由の両立をするための具体的な手法が紹介されています。
著者の村上アシシさんは、フリーランスのITコンサルタントとして半年で1年分稼いで、残りの半年をサッカー日本代表を現地で応援という生活をしていました。
そこで確立した「半年仕事・半年旅人」のライフスタイルを実現するためのノウハウが「半年だけ働く」にまとめられています。
そして、「半年だけ働く。」は、「半年しか働かないで、お金は足りるのか?」や「独立前に、どのような準備が必要か?」など素朴な疑問について知ることができます。
「半年だけ働く。」を読んだきっかけ
この本に出会ったのはPCTを歩き終えて、日本に帰国してから仕事探しをしていた時です。
私はPCTを歩くために仕事を辞めました。
仕事を辞めた後やPCTを歩き終えた直後は、フリーランスで働くという考えは浮かばずに、再び会社に務めると思っていました。
ですが、PCTを歩いたことをきっかけに「またロングトレイルを歩きに行きたい」という思いが強くなりました。
継続的に長期間のハイキングに行くことができる環境を作るにはどうすればいいか、調べていたら「半年だけ働く。」に出会うことができました。
「半年仕事・半年旅人」というライフスタイルを、どのように実践しているか知りたくて購入しました。
「半年だけ働く。」で感じた4つのこと
「半年だけ働く。」は、フリーランスになり自由な時間を手に入れたい人に向けられた書籍です。
実は私が「半年だけ働く。」を読んだのは、フリーランスになってまだ1年たっていない時です。
この本には、フリーランスになる前に知りたかった、以下の様なノウハウを多く知ることができます。
- フリーランスのメリット・デメリット
- 単価アップの方法
- 独立するのに向いている職種や独立方法
- フリーランスになる心得やマインド面について
この本に会社員のときに出会っていれば、当時のロングトレイルを歩くかどうか悩んでいたことや、会社を辞めることへの不安が少しは軽くなったと思います。
もちろん、駆け出しフリーランスにはとても役立つ情報も多くあります。
ということで、駆け出しフリーランスが「半年だけ働く。」を読んで感じた4つのこと紹介します。
- フリーランスになって単価を上げることが大切
- まずは得意を武器にしよう
- 好きなことも気長に取り組む
- 理想のライフスタイルへの励みになった
フリーランスで単価を上げることが大切
「半分だけ働く。」を読み、いままで持っていなかった単価アップの視点に気がつくことができました。
この本のエッセンスを一言で表すと「単価を2倍にて、働く時間を半分にする」です。
「単価を2倍にて、働く時間を半分にする」といきなり言われて、多くの人は難しいと思うはずです。
そのためのポイントが「半年だけ働く。」にはいくつか紹介されていますが、まず最初にフリーランスの仕組みを理解すると良いです。
クライアントが仕事を企業(会社員)に依頼したときと、フリーランスに依頼したときに支払う金額について、以下の図のようになります。
企業は社員の報酬だけでなく、管理部門の人件費や様々な経費などの多くのコストがかかります。
一方、フリーランスは企業に比べて経費などのコストが抑えるので、クライアントに安くサービスを提供できるようになります。
そして、フリーランスは単価をコントロールできるようになるため、会社員よりも報酬を多く受け取れるようになります。
安く買いたいクライアントと、多くの報酬がほしいフリーランスとがWin-Winな関係を築くことができるのが、フリーランスの強みです。
もちろんフリーランスにもメリット・デメリットは存在します。
さらに、業種やポジション、能力などによって単価の相場が異なるので、フリーランスになれば必ず単価が増えるとも限りません。
どの業種が、単価を上げることができるのかは「半年だけ働く。」に詳しく記載されています。
ぜひ手にとってご確認ください。
まずは得意を武器にしよう
「半年だけ働く。」の中で、一番心に残ったのが、得意なことを武器にして稼ぐのが最も再現度が高く、難易度が低い独立方法と述べられていたことです。
「相手のニーズにしっかり応えて、その対価をもらう」のがビジネスの基本です。
まずは、相手が求めていることに対してしっかりと成果を出さないといけません。
もちろんお客さんのニーズと、自分自身の得意と好きが一致していたら最高です。
ですが、得意なことが、好きでも嫌い中立な感情であれば、割り切るのも大切かなと思いました。
駆け出しフリーランスの私には、「自分の得意なこと活かして、お客さんに喜んでもらい、お金がもらえる」というだけで、今は十分です。
好きなことはフリーランスで手に入れた、自由な時間で行えばいいので、最初から好きなことを仕事にする必要はないと気がづくことができました。
好きなことは気長に取り組む
「半年だけ働く。」ではフリーランスとして稼ぐには、「得意」を武器にすることを推奨していますが、「好きなこと」でもマネタイズのチャンスはあると述べられています。
村上アシシさんはサッカー日本代表の観戦のためにの世界中を旅してきました。
その情報を何年も継続して発信してきたことで、徐々にファンが増えていき、ブログサイトでの収益化や本の出版することができたと記されています。
好きなことでマネタイズするには、すぐに結果が出ると思わないで、気長に取り組む必要があると感じました。
そのためにも、本業の稼ぎと、自由な時間を作るのが重要です。
本業を頑張りすぎて、好きなことをする時間がなくなる、本末転倒にならないように気をつけるのも大切です。
また、村上アシシさんはサッカーのサポーター活動に使った費用を、浪費ではなく投資だったと振り返っています。
投資というものには色々あって、「自己投資」という表現もある。僕の場合、6百万円かけて7年前に遂行した「世界一蹴の旅」は浪費ではなく「投資」という位置付け。あの6百万円はこの7年間で余裕で回収できたし、まさに「自己投資」だった。 https://t.co/9s0c7eRZDU
— 村上アシシ (@4JPN) December 15, 2017
私自身も、アメリカ徒歩で縦断したときに100万円以上使いました。
これが、浪費ではなく投資と呼べる日が来るように精進していきます。
理想のライフスタイルへの励みになった
村上アシシという、自分が目指しているライフスタイルを実現している人を知れたのが大きな収穫です。
私はPCTを歩いたことをきっかけに、「仕事・生活・ハイキングの調和」を目指すようになりました。
海外のロングトレイルを歩くには6ヶ月ほどかかることもあります。
普通の企業で働いていたら、このような長期間の休みを取得することは難しいです。
そして、普段生活しているとアシシさんのようなライフスタイルの方に会う機会もほとんどなかったため、フリーランスになるという選択肢は持っていませんでした。
自由なライフスタイルをしている人を身近に感じる事ができる「半年だけ働く。」は、私のように自由なライフスタイルを求めている人の励みになる本です。
まだ私の理想のライフスタイルには達成していませんが、目標が定まり、身が引き締まりました。
まとめ
以上、「半年だけ働く。」を紹介しました。
- フリーランスになって単価を上げることが大切
- まずは得意を武器にしよう
- 好きなことも気長に取り組む
- 理想のライフスタイルへの励みになった
長期間にわたるロングトレイルの旅をする何度も歩きに行きたい人は、フリーランスという働き方がピッタリだと思います。
そして、「半年だけ働く。」はロングトレイルと仕事の両立を実現するためのエッセンスが詰まった書籍です。
もちろんロングトレイルに関係なく、フリーランスになって自由な時間を作りたい人にもオススメです。
ぜひ、「半年だけ働く。」を手にとってご確認してください。
おまけ
現在、フリーランスエンジニアとして数ヶ月働いて、数ヶ月の休みを取る生活をしています。
長期休暇がとれるフリーランスエンジニアになる方法を解説していますので、「まとまった休みがほしい」「自由な働き方をしたい」と思っている方はぜひ参考にしてください。
また、長期休暇の間は数ヶ月に渡る徒歩の旅をしています。
旅についての記事も公開していますので、興味がある方は読んでみてください。